【花粉症のあなたへ】
以下は、過去の公式メールマガジンから抜粋したものです。(執筆はチーフディレクター・宮本が行っています)
NLPプラクティショナー講座、で習う「6ステップ・リフレーミング」の活用例です。
(抜粋ここから)
こんにちは、鼻のムズムズと共に春の訪れを感じている管理人・宮本です(汗)。
私と同じような方も多いと思いますが、今日はそんなあなたに少しでも役立つよう頑張ってメルマガをお届けしたいと思います。
毎年このシーズンになると、呼吸困難寸前になって病院に駆け込んで来た私ですが(去年は夜中に救急病院に行きました、涙)、今年は随分と楽に過ごしております。
色々な理由があると思うのですが、その中のひとつにNLPや催眠でいうところの「セカンダリーゲイン(二次利得)」という考え方が役に立っているからです。
花粉症に限らず多くの「慢性病」と呼ばれるものに役立つ考え方だと私は思っています。
「セカンダリーゲイン」というのは、表面的に私達にとって思わしくない体の症状や繰り返してしまう問題行動などの裏に「実は得ているメリット(二次的な利益)」がある、という考え方です。
例えば、
■「過食」という表面的には思わしくない行動により、深い部分で抑圧された性欲を解放する矛先を得ていて(性欲を食欲に転嫁)、それにより精神のバランスをなんとか保っている。
■「頻繁に風邪をひく」という表面的には思わしくない体の症状により、仕事中毒で休めない自分にそのときだけは休む許可を与えることができる。
■「約束の時間が守れない」という表面的には思わしくない行動により、規則と義務でがんじがらめにされてきた支配的な親を越えるレッスンをしている。
などがあります。
(私の例です、汗。昔は心病める青年でありました)
セカンダリーゲインを見つけ出すコツとしては、思わしくない体の症状や、繰り返してしまう問題的な行動があったときに
「これによって、自分は何を得ているんだろう?」
と問いかけることです。
私も去年、
「花粉症で自分は何を得ているんだろう?」
と自問してみました。そこで浮かび上がってきたのが、
「頭も体もボワーっとして、ワケが分からなくなることにより、“完全主義”や“考えすぎ”をやめられる」
ということでした。
「これに気付くと治る」というワケではありませんが、症状が出たとき、それまでは
「頭が働かなくてイライラする!」
「なんで自分だけがこんな目に合うんだ」
と完全に花粉症を邪魔者扱いしていたのですが、最近は「ああ、そうか、こうやって頭がボワーっとすることって自分は得をしてるんだ。考えてもみれば、完全主義をやめられるのは1年でこのシーズンくらいだもんなあ」と症状を受入れることで随分ラクになりました(症状も軽減)。
セカンダリーゲインを見つけ出したら、次のステップとしてお薦めなのは、
「別のかたちで、この利益が得られる方法を3つ探す」
ということです。
私の例に当てはめてみますと、
「花粉症以外の方法で、完全主義をやめる方法を3つ探す」
ということになります。
そこで去年考え付いたのが
【1】帰りの電車で「今日達成できたこと」を10コ振り返り、自分を褒める。
【2】毎週水曜日は売上のことを一切考えない
【3】「この人いいかげんだなあ」と思う友人Oさんと2月に1回は会う。
というものです。
【1】~【3】のおかげかどうかはハッキリしませんが、随分とこの1年で「いい意味でいいかげん」になれたと自分では思っていますし、今年、花粉症の症状が出たときの「完全主義をお休みできてるオトク感」が随分減ったように思います(つまり、普段からお休みできている部分も出てきた、ということです)。
「花粉症で自分は何を得ているんだろう?」
この問いかけはお金もかかりませんし、副作用もありませんので、あなたも騙されたと思って自問してみて下さい。少なくとも症状に対しての捉え方は確実に変わると思います。
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今日のまとめ
【1】「花粉症で自分は何を得ているんだろう?」
と自問する
【2】【1】の答えを花粉症以外の方法で達成する
具体的な方法を3つあげて、実践してみる
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あなたの心と体が少しでもスーっとなることを願っています!
(抜粋ここまで)