【怒りの正体を知ってラクになろう】
以下は、過去の公式メールマガジンから抜粋したものです。(執筆はチーフディレクター・宮本が行っています)
(抜粋ここから)
本日は「怒りの正体を知ってラクになろう」 というテーマでお送りしたいと思います。
私は見た目的には結構安全キャラで、受講生さんからは「アルファルファくん」、「おまめ」、「一休さん」などと 平和で失礼な(笑)あだ名をつけていただいているのですが、実は 結構アタマに血が上りやすいところがあります(涙&反省)。
先日も下記のフェイスブックページを立ち上げたのですが、その時もキレにキレてしまいました(涙&反省)。 http://www.facebook.com/vprojc
私がトップ画面の画像やら文言やらの原案を考えたのですが、隣の席の浦上という女性スタッフに意見を求めたところ「えっ?全然意味が分からないんですど」と言われてフリークアウトしてしまったのです。 ※私が原案として考えたトップ画面の文言は 「あなたの精神性を社会で体現するための会社」 でした。冷静な今になって考えてみると確かに意味が 全く分かりません(笑)。
ちょうどその後スグに米国NLP協会理事長の クリス博士が日本にいらしたので、相談をしてみました。
(両国の中華料理屋での会話ここから)
【宮本】 クリスさん、10月から会社が立上げになるんですけど、 イレギュラーなことが多くて、その都度、イライラしながら 仕事をしちゃってます。皆様の役に立つために新しい会社を やるハズがなんか本末転倒です(涙)。
【クリスさん】 私も昔は物凄く怒りっぽい人間でした。 でもあるとき気付いたのです。 怒りの根源は自分が創り出した「予期/期待」であると。
人はなぜ怒るかというと、自分が「予期/期待」 したことが起こらなかったときに怒るのです。
「予期/期待」が無ければ怒りを感じることがない ということは、究極的には怒りの元は自分にあるのです。
それを理解してから、私は怒りを感じたときに 「私が予期したことは何だ?」 「他にどんな予期が出来ただろう?」 と自分に問いかけます。
昔の私もそうでしたが、人はたいてい、 その予期/期待を正当化します。 「だって、普通はそうだよな」と。
この「普通」、「一般的には」という概念が一番危ないのです。
私はNLPを学んでから「自分にとっての普通」という 概念がいかに主観的で曖昧性の高いものかに気付いたのです。
「自分にとっての普通」は「他者にとっての普通」 ではないのです。
(両国の中華料理屋での会話ここまで)
私はこの会話の後、例のフェイスブック事件(笑) を振り返ってみました。
私には 「こんなに忙しいなか、責任者自らがフェイスブック のこまごました事をやっているんだから、他のスタッフ は私の原案に賛同するはずだ。例え、原案に同意してなくても、 賛同するのが礼儀である」 という「予期/期待」があったのです。
ただ、質問されたスタッフの側に立つと「どう思う?」 と聞かれたので、良いものを創るために率直に自分の意見を 述べるのは当然のことで、私は
「より良いものを創るために、浦上は私の案とは 違ったアイディアを言って来る」 という予期ができたハズでした。
「そうか、俺の予期が怒りを創っていたのか」 と納得でした。
私はこれまで 「怒りの感情を心理技法でマネジメントする」ような ことをやってきたように思いますが、この「理解」は たいへん自分を助けてくれています。怒りの感情を マネージする必要性が減ったのです。
是非あなたも、怒りを感じたら 「究極的に怒りはあなたの予期/期待から作られた」 ということを「理解」したうえで、 「私が予期したことは何だ?」 「他にどんな予期が出来ただろう?」 と自分に問いかけてみて下さい(^u^)
一緒に平穏な毎日を目指しましょう。
(抜粋ここまで)