実績25年だから安心して学べる!日本の第一線で活躍するNLPトレーナーも輩出! VOICE NLP

NLP

私達の会社や、その周囲にいる人を元気にすることで日本も元気にしたいです。

西澤秀樹(にしざわ・ひでき)さん

★損保ジャパン人財開発社・人材育成シニアコンサルタント
★米国NLP協会認定トレーナー
★日本を代表する大手企業、石油会社のリスクマネージメントを30年にわたり実施。
★年130回(延べ受講者10000万人以上)の講演の傍ら業界誌での執筆活動でも活躍。

宮本
そもそもNLPを学び始められたきっかけをお教え下さい。
西澤さん

私が在籍しているのは保険会社ですから、色んなマーケットがありまして、石油元売り会社、自動車会社、お医者さんなど様々な方が取引先になります。彼らの本業を支援するのも間接的にビジネスに繋がりますので、彼らをサポートする活動も精力的に行っていました。

そんな折、セミナーを教えている、あるお客様が突然病気で講演が出来なくなってしまい、私が急遽代わりに講演することになってしまったんです。長崎まで飛んで行って、「とにかく時間を潰そう(笑)」という意識で色々話したのですが、これがことのほかウケて、「世の中にこんなことってあるんだ。人前で話すことってこんなに楽しいんだ」って思ったのがきっかけでプレゼンテーションを学ぼうと思ったんです。

それ以来、たくさんのセミナーを受講したのですが、「あ、これ、たいしたことないな」というものも結構多かったんです(笑)。そんなときヴァリュークリエイションの小寺さん(※弊社を卒業された米国NLP協会認定トレーナーさんです)のNLPショートセミナーを受けて、「何これ?こんな研修ってあり?」っていうくらい強烈にインパクトがあったのがきっかけで彼からNLPを学び始めました。

最初はNLPを自分の研修の材料に使おうと考えていたのですが、いつしかそれが逆転してNLPをメインで伝えたい、と思うようになりました。もともとプレゼンテーションを学ぼうと思ってNLPを学び始めたので、そのままトレーナーコースまで進むことにしました。

宮本
リチャード・バンドラー氏のトレーナーコースもあるなかで、弊社主催のトレーナーコースをお選びいただいたのはどうしてどうでしょうか?
西澤さん

ひとつは小寺さんから「クリスティーナ博士(注:弊社主催トレーナーコースの講師です)はしっかりと教えて下さる。トレーナー認定要件も厳しいけど自分のためになる」と薦められて決めました。

毎回スグに満席になるとお聞きしていたので、宮本さんに事前に電話をして予約の仕方を教えてもらって、募集開始当日は山口県の旅館でセミナーをやっていたのですが、旅館でパソコンが無いので女将の部屋のパソコンを借りて、秘書に予約してもらいました(笑)。

宮本
実際のコースをご受講されてみての御感想は?
西澤さん

基本的には混乱の毎日でした。「あれ何?これ何?」ってずっと思っていましたね。分からない部分はメモしていたのですが、膨大な量になっていました。プラクティショナーやマスターを学んだときは、分析的に参加していたので、どこか自分はデソシエイト(※注:体験から分離した状態)した部分があったのですが、このコースでは「何これ何これ?」と思っているウチに「完全にワークショップに入り込む」という体験をしました。

でもその混乱は後期セッションのあとすぐに全部腑に落ちてきましたね。それまでも自分なりに理解はしているんですけど、「このレベルの腑に落ち方でいいのかな」とか「それはそうなんだけどなあ」というのがあって、自分がどう出力して良いのか分からない部分がありました。

ところが後期が終わった後、ある若手経営者が集まったセミナーで教える日が続いたのですが、彼らが真剣に学んでくれている姿を見て、これまでの自分のセミナーとは全然違う眼差しの受講生を見て「このことか!」と思えたんです。「クリス先生はこのことを言ってたんだ」と思えたんです。強烈な体験でした。「私達は自然に学ぶメカニズムを持っている」、そのことに本当の意味で気付けた瞬間に「これは凄い」と。それと同時に、私達がそのことに気付かず、いかに自分達を制限しているかにも気付けたんです。その時に「自分も受講生さんも、もっともっと学べるな。もっと広く視野を持っていいんだな」と、そういう感覚にストンとなりました。

宮本
そうなんですよね、「ある時点でいっきにストンと落ちる瞬間がある」ということは他の修了生さんからもお聞きします。印象に残っている実習などはありますか?
西澤さん

前期にやった●●(注:御参加いただいたときのお楽しみということで、伏せておきます、笑)ですね。

「強烈な思い」が湧きあがってきました。「自分の立ち位置がしっかりした」っていうんですかね。それまでは「何を話すか」を意識することも多かったですが、講演の中心に「自分の生き方」を据えるようになっていうんですかね。

保険会社の人間というのは「他に立たされている」というところがあって、外から「ああしなさい、こうしなさい」、「ああしちゃいけない、こうしちゃいけない」と言われて生きて来てるんですよね。「初めて自分の足で立ってものを言う」そんな感覚を持てました。

それによって「人にものを伝える力」というか、思いをドーンと出しながら講演できるようになりましたね。トレーナコースを受ける前から私を知っている人からは「凄いパワフルになった」とよく言われます。

宮本
確かに、ご受講された時点で既にパワフルではありましたが、その後お会いする度に若返っていかれているような気がします。西澤さんとお会いするといつも「昨日まで山口にいて」とか「この後すぐ北海道に行くんです」など、全国行脚という言葉相応しい御活躍ぶりだと思うのですが、どんなペースで講演なさっているんですか?
西澤さん

だいたいですが、年間130~140本、受講者さんでいうと3500人前後ですかね。それを3年以上続けてきたので、10000人は越えていると思います。

宮本
セミナーのテーマは主にどんなことですか?
西澤さん

企業を元気にするのが前提ですから、コミュニケーションやモチベーションに関することが中心ですね。先ほども言いましたが、やはり「自分の立ち位置」を明確に自覚することで、研修の効果が上がっています。また、コースで学んだ「言葉の使い方」にも気を配るようになりました。

短時間のセミナーが多いので、クリスさんほどのネストループ(注:参加者の学習を促すためのトレーニング設計原理)にはなりませんが、「混乱しながら最後にズドーンとした理解」みたいな、そのエッセンスは活用しています。

宮本
様々な業種の方から研修・講演依頼を受けると、プログラム作りがたいへんなのではと思いますが…
西澤さん

クリスティーナ博士から学んだ構造を使っているので、プログラム作りに苦労することはありません。話す内容について覚えておかなきゃ、とかもないですね。話すための原稿も持ちませんし、その場の空気を大切に講義を進めています。

そもそも私がやっているのって、ハウツーものの知識研修では無くなったので、そういった事が必要なくなったとも言えます。「ああしなさい、こうしなさい」というハウツーをお土産として渡すのが99%の保険会社のセミナーなんじゃないかと思うのですが、クリスさんのトレーニング後、私はそういうスタイルではなくなりました。

実習の前に、私はクリスさんに「すみません、これってどういう意味ですか?」って質問したんですよね。そうしたら「指示が欲しいんですね。分かりました。とりあえずやってみてみて下さい(笑)」って言われたんです。確かにおっしゃる通りで、実習を実際にやってみて色々分かったのですが、あれが強烈で、「んんんー、そういうことか」となりました。

ですから、自分の研修で「先生、で、結局わたしは何をやればいいんですか?」という質問があっても「今日感じたことや、学習したことで何をやってみたいですか?」と返すようにしています。シーンとしますよね。気持ちは分かります(笑)、私がそうだったので。「ああしなさい、こうしなさい」と言われるのを期待している参加者さんは多いんですが、答えは御本人しか持っていないので、私が答えることはしません。

こうやって回を重ねていくと皆さん、「自分って何なの?」、「組織人ではなく個人としてどんな人生を送りたいの?」と自発的に考えて下さるようになります。

宮本
クリスティーナ・ホール博士の人間的側面についての御感想をお聞きしたいのですが。
西澤さん

僕の人生でああいう方っていなかったですね。「この人、何?」みたいな(笑)。大きな影響力を持つ素晴らしいセミナーをされる方だと思いますね。発想、考え方、影響力、何から何まで凄くて僕としては「近寄りがたい人」ですね(笑)。

宮本
そうなんですね(笑)、スタッフ陣からすると「平和の象徴」というか、親しみやすさのシンボルみたいな方なんですけど、意外です。
西澤さん

ウチは大企業で、その社長に会っても緊張しませんが、クリスさんは緊張しちゃいますね(笑)。自分が素直になっちゃうんですよね。2ヶ月のセミナー期間中ずっとクリスさんの手のひらの上で転がされていたような(笑)。私の大きな目標です。

宮本
ここまではNLPトレーナーコースについての御感想を伺ってきましたが、この学びを元に西澤さんはどんな思いで普段活動されているかをお教えいただけますか?
西澤さん

NLPは素晴らしいものだと思うので、これを拡げて行きたいです。私は損害保険会社にいて、あらゆる方と関わる業種なので間接的なものも入れると3000万人とビジネス的なつながりがあります。ですから、私達の会社やその周囲にいる人を元気にすることで日本も元気にしたいです。社内でもNLPに興味を持ってくれている人間が増えて来てますので、私のような分子を増やしていきたいです。

宮本
確かに西澤さんのような方が増えたら、日本はとんでもなくエネルギッシュになってしまいますよね。貴重なお話ありがとうございました。これからも御活躍を続けて下さいませ。

チーフ・ディレクター宮本より

文章からでもその熱気を感じていただけたかと思いますが、今回の西澤さんとの対話はインタビューというより「The・西澤秀樹講演会」という趣でした(笑)。

西澤さんは「みんなを元気にしよう」という情熱に溢れていて、いつも御一緒するだけで気合いが入ってくるような方です(だからと言ってヘンなパワフルさは一切無いのです)。年中現場に立ち続けて経験を持っている方なので、簡単な言葉を使って御説明下さるのですが、その一致感が深く、伝わって来るものが大きかったです。

60歳間近というのが信じられないくらい若々しく、私は40代の方かと思っていました(こうやって言っても会ってみると、実際はそうでも無かった、というケースもあると思うのですが(笑)、西澤さんはホントに若々しくエネルギッシュです)。

全国講演行脚でたいへん御多忙のようですが、ブログでも情報発信をされているそうなので、ご興味のある方は「NLP仲間の掲示板」で検索してみて下さいませ。

石油業界誌や、大手企業内報など、執筆活動でも活躍中。

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